高齢者の施設の説明11.サービス付き高齢者向け住宅22.(サ高住と特養の入所待ち)とは
高齢者の施設の説明11.サービス付き高齢者向け住宅22.(サ高住と特養の入所待ち)について説明させて頂きます。
高齢者施設についてというページで各高齢者住宅・施設の説明をしていますが、説明不足の点もありますので、ひとつひとつ詳細を説明したいと思います。
※高齢者施設・住宅
高齢者施設・住宅というと、多くの方が特別養護老人ホームと、有料老人ホームを思い浮かべると思います。しかし実際には、下記の表の通り多くの種類があります。今回はその中でもご存じない方も多いと思います『サービス付き高齢者向け住宅22.(サ高住と特養の入所待ち)』について詳しく説明します。
介護保険3施設 | 公的な低額施設・住宅 | 民間運営施設 |
①特別養護老人ホーム | ④養護老人ホーム | ⑨グループホーム |
②介護老人保健施設 | ⑤軽費老人ホーム(A型・B型) | ⑩有料老人ホーム |
③介護療養型医療施設 | ⑥都市型軽費老人ホーム | ※⑪サービス付き高齢者向け住宅 |
⑦ケアハウス | ||
⑧シルバーハウジング | ||
サービス付き高齢者向け住宅22.(サ高住と特養の入所待ち)の説明
※概要
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を特別養護老人ホーム(特養)の入所待ちとして利用することについて説明しています。
<はじめに>
<入所待ちとは>
よく老人ホームで入居待ちの高齢者が溢れていると聞いて、有料老人ホームと勘違いされている方が多いのですが、数百人待ちと言われているのは、介護保険施設の特別養護老人ホーム(特養)のことです。なぜ入居待ちになるかというと以下の理由が挙げられます。
※所得によって食費、居住費の減額があり、他の施設に比べて低価格なため
※介護度が高く、在宅や他の施設で対応が困難な場合でも対応可能な場合があるため
<特別養護老人ホームの費用の目安>
介護費用・居室代・日用品・薬代などで、平均して月に5~15万円程度です。
個室によってはもう少しかかる場合もあります。施設によって費用は異なりますので、目安としてください。
<特別養護老人ホームの入所までの仕組み>
高齢者の特別養護老人ホーム(特養)は、申し込んだ順に入所できるわけではありません。
入所を希望されている方や介護をされている方の状況などを考慮する優先度評価を実施し、必要性の高い方から優先的に入所する仕組みとなっています。
最近では、要介護度3以上の方を優先的に入居させるというのが厚生労働省の主張となっていますが、実際には、3でも難しくなっている地域もあり、要介護度4や5の方が優先的に入居しているようです。
また、
特別養護老人ホーム、特養は一つの施設しか申込みができないわけではありません。通常の特別養護老人ホーム、特養の場合は広域型と言って、全国どこの施設に申し込んでもいいことになっています。
ただし、
地域密着型の特別養護老人ホームですと、指定をしている市町村の住民だけしか入所できません。
<入所待ちの期間はどうすればいいか>
高齢者の数百人待ちの状況で、その待機期間をどのようにすればいいでしょうか。
在宅での介護が厳しいようでしたら、特別養護老人ホーム(特養)に入れるまで高齢者施設や高齢者住宅に入居さぜる得ません。
有料老人ホームは一般的にまとまった入居一時金がかかるところが多いため、経済的な面で入居待ちには厳しいです。
(入居一時金がゼロのところであれば問題ありませんが。)
そうした中で、いま急激に増えているサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で特別養護老人ホーム(特養)で入居待ちをされている方が増えています。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、入居にかかる一時費用は主に敷金等のみですので、経済的な負担は軽減されます。
ただし、
ここでよく留意していただきたいのですが、入居待ちだからと言って金額や家からの距離等だけで決めるのはやめましょう。
入居待ち期間は長い期間に及ぶこともあります。
ですので、どのような高齢者の介護サービスが可能かということをしっかり確認することが大切です。
高齢者の安い介護費用や老人ホーム、老人保健施設、年金などについての一覧です。
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