高齢者の地域密着サービス5.複合型サービスとは
高齢者の地域密着サービス5.複合型サービスの概要
介護サービスの種類のうち地域密着サービス5.複合型サービについて解説させて頂きます。
居宅サービス | 地域密着サービス | 施設サービス |
①訪問介護 | ①定期巡回・随時対応型訪問介護 | ①介護老人福祉施設(特養) |
②訪問入浴介護 | ②夜間対応型訪問介護 | ②介護老人保健施設 |
③訪問看護 | ③認知症対応型通所介護 | ③介護療養型医療施設 |
④訪問リハビリテーション | ④小規模多機能型居宅介護 | 居宅介護支援 |
⑤居宅療養管理指導 | ※⑤複合型サービス | 住宅の改修 |
⑥通所介護 | ⑥認知症対応型共同生活介護 | 福祉用具の購入 |
⑦通所リバビリテーション | ⑦地域密着型特定施設入居者生活介護 | |
⑧短期入所生活介護 | ⑧地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 | |
⑨短期入所療養介護 | ||
⑩福祉用具貸与 | ||
⑪特定施設入居者生活介護 |
※概要
一言でいうと小規模多機能型居宅介護+医療ケアのサービスです。
複合サービスの事業所では、「通い」、「宿泊」「訪問看護・介護」のサービスを提供してくれます。
看護と介護のサービスが一体的に行われることで、緊急時などには柔軟なサービスを受けることができます。看護職員が配置されているので医療行為が必要な方でも安心して利用できます。
※背景
2012年度の改正で誕生したサービスです。小規模多機能型居宅介護は、使い勝手の良いサービスですが、医療的なサービスを受けられないという難点があったため、その難点をカバーするために誕生したサービスです。
※種類
通所介護
高齢者のデイサービスと同じように、事業所に通い、レクレーション、健康チェック、食事、入浴などのケアを受けられます。1日あたりの定員は登録定員の1/2から15人以下となっています。
訪問看護・介護
事業所の看護士が日常生活上必要な医療対応を行ったり、介護職員が自宅を訪問して、掃除・洗濯などの家事のサポートや食事・入浴の解除などを行います。
短期入所
一時的に事業所に宿泊します。1日あたりの定員は通所介護の1/3から9人以下となっています。
※特徴
①訪問介護・看護、通所介護、短期入所の3つを提供
②定額で利用することが出来る(併用不可のサービス有り)
③登録した事業所のケアマネジャーがケアプランを作成
④要介護以上からの利用可能
⑤在宅での看取りがしやすい
※併用できないサービス
以下のサービスは併用できません。
・訪問介護
・訪問入浴
・通所介護(デイサービス)
・通所リハビリテーション(デイケア)
・ショートステイ(短期入所生活介護・短期入所療養介護)
・夜間対応型訪問介護
・居宅介護支援(小規模多機能居宅介護のケアマネジャーを利用するため)
<高齢者の自己負担費用目安>
1単位10円換算しています。
※サービス料金
要介護度 | 自己負担費用 | 限度額 |
要介護1 | 13,255円/月 | 16,580円/月 |
要介護2 | 18,150円/月 | 19,480円/月 |
要介護3 | 25,111円/月 | 26,750円/月 |
要介護4 | 28,347円/月 | 30,600円/月 |
要介護5 | 31,934円/月 | 35,830円/月 |
※その他加算
加算 | 自己負担費用 |
初期(登録30日内) | 30円/日 |
認知症 | 500円~800円/月 |
ターミナルケア | 2,000円/死亡月 |
上記の他、日常生活費として、食費、宿泊費等が別途発生します。
高齢者の地域密着サービス6.認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の概要
介護サービスの種類のうち地域密着サービス6.認知症対応型共同生活介護(グループホーム)について解説させて頂きます。
居宅サービス | 地域密着サービス | 施設サービス |
①訪問介護 | ①定期巡回・随時対応型訪問介護 | ①介護老人福祉施設(特養) |
②訪問入浴介護 | ②夜間対応型訪問介護 | ②介護老人保健施設 |
③訪問看護 | ③認知症対応型通所介護 | ③介護療養型医療施設 |
④訪問リハビリテーション | ④小規模多機能型居宅介護 | 居宅介護支援 |
⑤居宅療養管理指導 | ⑤複合型サービス | 住宅の改修 |
⑥通所介護 | ※⑥認知症対応型共同生活介護 | 福祉用具の購入 |
⑦通所リバビリテーション | ⑦地域密着型特定施設入居者生活介護 | |
⑧短期入所生活介護 | ⑧地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 | |
⑨短期入所療養介護 | ||
⑩福祉用具貸与 | ||
⑪特定施設入居者生活介護 |
<認知症対応型共同生活介護とは>
※概要
『認知症高齢者グループホーム』とも呼ばれています認知症対応型共同生活介護は、認知症と診断された人が、介護職員などの援助を受けなら共同生活を送るサービスです。認知症の人が小規模(5人~9人)で共同生活しているところに、介護者を高齢者の入所者3人に対して1人の割合で配置し、日常生活を援助するものです。1ユニットは9人までで、1事業者は2ユニットまで併設が可能となります。居室は、個室で居間、食堂、台所、浴室、消火設備などが必要となります。
※特徴
①認知症の方の小規模の共同生活
②要支援2以上から入所できる
③地域密着サービスのため利用できるのは施設がある市区町村の住居者に限られる
※医療面
グループホームの医療的なケアは、医師や看護師も常駐していないので必要最低限の提供となります。看取りについては、訪問看護師や往診医などの協力を得ながらの対応になりますが、状況によってケースバイケースになります。
<高齢者の自己負担費用目安>
1単位10円換算しています。
※サービス料金
要介護度 | 1ユニット | 2ユニット以上 |
要支援1 | 789円/日 | 785円/日 |
要介護1 | 802円/日 | 789円/日 |
要介護2 | 840円/日 | 827円/日 |
要介護3 | 865円/日 | 852円/日 |
要介護4 | 882円/日 | 869円/日 |
要介護5 | 900円/日 | 886円/日 |
※その他加算
加算 | 自己負担費用 |
初期(登録30日内) | 30円/日 |
若年性認知症 | 120円/日 |
夜間ケア加算(1ユニット) | 50円/日 |
夜間ケア加算(2ユニット) | 25円/日 |
看取り加算(死亡日以前4~30日) | 80円/日 |
看取り加算(死亡日前日~前々日) | 680円/日 |
看取り加算(死亡日) | 1,280円/日 |
上記の他、医療費、食費、居住費等が別途発生します。
※月額トータルの目安
※15~20万円(家賃、水道光熱費、介護費用自己負担費用、医療費等の合計)
<グループホームの現状>
グループホームは、入所当初は共同生活が出来ていても年数を重ねていくと高齢者の入居者の介護度も次第にあがっていきます。以前、私が見学に行かせて頂きましたグループホームは、2ユニットで、1階が介護度が重たい方、2階が共同生活を行える方というように別れていました。ですので、1階部分は介護付有料老人ホームや特別養護老人ホームのような状況でした。このようなグループホームの重度化は、開設から数年たったグループホームにみられる傾向です。グループホームを検討する際には、高齢者の介護度が重度化した際にどういった対応が可能かということをしっかり確認することが大事になってきます。
高齢者の安い介護費用や老人ホーム、老人保健施設、年金などについての一覧です。
■全国からのお問合せで福祉事務所の窓口・生活保護申請等につきましては→生活保護問題対策全国会議■でお願いします。
一部、私たちの税金などで賄われている サイト等のリンク及び情報が含まれています。
■学生生活110番は、キャンパスライフを24時間365日サポートします。→学生生活110番■でお願いします。