高齢者の施設の説明11.サービス付き高齢者向け住宅20.(よくあるクレーム)とは
高齢者の施設の説明11.サービス付き高齢者向け住宅20.(よくあるクレーム)について説明させて頂きます。
高齢者施設についてというページで各高齢者住宅・施設の説明をしていますが、説明不足の点もありますので、ひとつひとつ詳細を説明したいと思います。
※高齢者施設・住宅
高齢者施設・住宅というと、多くの方が特別養護老人ホームと、有料老人ホームを思い浮かべると思います。しかし実際には、下記の表の通り多くの種類があります。今回はその中でもご存じない方も多いと思います『サービス付き高齢者向け住宅20.(よくあるクレーム)』について詳しく説明します。
介護保険3施設 | 公的な低額施設・住宅 | 民間運営施設 |
①特別養護老人ホーム | ④養護老人ホーム | ⑨グループホーム |
②介護老人保健施設 | ⑤軽費老人ホーム(A型・B型) | ⑩有料老人ホーム |
③介護療養型医療施設 | ⑥都市型軽費老人ホーム | ※⑪サービス付き高齢者向け住宅 |
⑦ケアハウス | ||
⑧シルバーハウジング | ||
サービス付き高齢者向け住宅20.(よくあるクレーム)の説明
※概要
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)について、ご家族の理解不足によって起こるクレームについて説明しています。
<はじめに>
運営会社の対応に問題がある場合ではなく、ご家族の理解不足によって起こるクレームです。
前提条件は、一般的なサービス付き高齢者向け住宅で訪問介護を受ける場合。※特定施設ではなく、介護サービスは定期巡回・随時対応型訪問介護看護等ではない。
<実例>
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、居室に緊急通報ボタンがついています。
これは言葉通り緊急時に対応するためのものであり、なにか手伝って欲しいという時に使うものではありません。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)はあくまで自宅なので、ヘルパーさんは予め決められたケアプランに沿って居室に伺います。
生活相談については、ケアの専門家がいる際には随時可能ですが、介護サービスについてはいつでも24時間受けられるものではありません。
そのため、
ご利用者がトイレに介助が必要な場合、トイレに行きたい時にヘルパーさんを呼ぶことができるわけではありません。
ですので、紙おむつ等で対応せざる得ないケースがあります。
紙おむつの交換についても、ケアプランに沿ってヘルパーさんが対応します。
ですので、ご家族が会いに行かれた際に、紙おむつを交換してもらっていない光景を見て、「放置されている」とか、「全然対応してくれない」といった印象を持ち、クレームとなることがあります。
高齢者の訪問介護事業所が併設されている場合は特にヘルパーさんとの距離が近いため、すぐ何でも対応してもらえると誤解が生じます。
しかし、
このブログでも何度か繰り返したことですが、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)はあくまで住宅です。
実際に受ける訪問介護サービスは、一軒家にお住まいの方と同じです。
ですので、ヘルパーさんが来る時間は決まっていて、たとえ近くにいるとしても適時に呼ぶことはできないのです。
そういった点が不安であったり、随時対応してもらいたいという方は、介護付有料老人ホームの方が適切なのではないかと思います。
<まとめ>
運営会社によっては、こうした実情まで説明しないところもあります。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の説明をする際には、こうした状況もしっかり説明する必要があります。
ただ、
どうしてもまだお元気なうちにサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に入られる際は、介護度が上がった際のイメージがしづらかったり、そうならないと思い込んでいるご家族が多いのも実情です。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とはどういったものかというのは、改めて理解して頂ければと思います。
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