高齢者の施設の説明5.軽費老人ホーム(A型・B型)とは
高齢者の施設の説明5.軽費老人ホーム(A型・B型)の概要
高齢者の施設の説明5.軽費老人ホーム(A型・B型)について説明させて頂きます。
高齢者施設についてというページで各高齢者住宅・施設の説明をしていますが、説明不足の点もありますので、ひとつひとつ詳細を説明したいと思います。
※高齢者施設・住宅
高齢者施設・住宅というと、多くの方が特別養護老人ホームと、有料老人ホームを思い浮かべると思います。しかし実際には、下記の表の通り多くの種類があります。今回はその中でもご存じない方も多いと思います『軽費老人ホーム(A型・B型)』について詳しく説明します。
介護保険3施設 | 公的な低額施設・住宅 | 民間運営施設 |
①特別養護老人ホーム | ④養護老人ホーム | ⑨グループホーム |
②介護老人保健施設 | ⑤軽費老人ホーム(A型・B型) | ⑩有料老人ホーム |
③介護療養型医療施設 | ⑥都市型軽費老人ホーム | ※⑪サービス付き高齢者向け住宅 |
⑦ケアハウス | ||
⑧シルバーハウジング | ||
5.軽費老人ホーム(A型・B型)
※概要
項目 | A型 | B型 |
定義 | 軽費老人ホームは社会福祉法に定められた福祉施設の1つでA型、B型、C型(ケアハウス)に分けられます。A型、B型は60歳以上で家庭の事情で家族との同居が困難な人であったり、身寄りのない人が自治体の助成を受けて少ない負担で入居できる施設です。 | |
特徴 | 給食サービスや日常生活に必要なサービスを受けられる。 | 自炊を基本として必要最低限のの日常生活サービス。 |
所得制限 | 月収34万まで所得制限あり。 | 所得制限なし |
施設数(2008年) | 200箇所 | 30箇所 |
事業主体 | 社会福祉法人 | |
入居対象者 | 自立~軽介護 | |
基準 | 軽費老人ホームに関する基準 |
※設備・サービス面
居室の種類 | 原則個室 |
一人当たり面積 | 21.68㎡以上 |
介護サービス | 居宅サービス |
設備 | 緊急の連絡のためのブザー又はこれに代わる設備を設ける必要がある。 |
施設内では、サークル活動やレクリエーションに力を入れているところもあれば、独立性を重視したところもあります。
※医療面
軽費老人ホームでは、医療面でのサービスは必要最低限のものとなります。
※月額目安
A型 | |
一時金 | 不要 |
月額料金 | 6万~14万程度(食事込み、所得によって異なる) |
B型 | |
一時金 | 不要 |
月額料金 | 0.5万~4.5万程度(食費等は別、所得によって異なる) |
<申し込み方法等>
高齢者の入所を希望される方は、居住する市町村の老人福祉担当課にご相談することになります。
高齢者の施設の説明6.都市型軽費老人ホームの概要
高齢者の施設の説明6.都市型軽費老人ホームについて説明させて頂きます。
高齢者施設についてというページで各高齢者住宅・施設の説明をしていますが、説明不足の点もありますので、ひとつひとつ詳細を説明したいと思います。
※高齢者施設・住宅
高齢者施設・住宅というと、多くの方が特別養護老人ホームと、有料老人ホームを思い浮かべると思います。しかし実際には、下記の表の通り多くの種類があります。今回はその中でもご存じない方も多いと思います『都市型軽費老人ホーム』について詳しく説明します。
介護保険3施設 | 公的な低額施設・住宅 | 民間運営施設 |
①特別養護老人ホーム | ④養護老人ホーム | ⑨グループホーム |
②介護老人保健施設 | ⑤軽費老人ホーム(A型・B型) | ⑩有料老人ホーム |
③介護療養型医療施設 | ⑥都市型軽費老人ホーム | ※⑪サービス付き高齢者向け住宅 |
⑦ケアハウス | ||
⑧シルバーハウジング | ||
6.都市型軽費老人ホーム
※概要
定義 | 都市型軽費老人ホームは、無料又は低額な料金で、身体機能の低下等により自立した日常生活を営むことについて不安があると認められる者であって、家族による援助を受けることが困難なものを入所させ、食事の提供、入浴等の準備、相談及び援助、社会生活上の便宜の供与その他の日常生活上必要な便宜を提供することにより、入所者が安心して、生き生きと明るく生活できるようにすることを目指すものです。 |
背景 | 低所得者や介護度の軽い者の受け皿として軽費老人ホームがあるが、都市部においては、地価等の影響により居住費を含む利用料が高額のため利用しにくいという状況があり、都市部を中心とした地域において、居室面積等の特例を設けて、利用料の低廉化を図り、見守り機能を備えた都市型軽費老人ホームを整備しました。 |
事業主体 | 社会福祉法人 |
整備地域 | 既成市街地等の都市部(下記参照) |
入居対象者 | 60歳以上で身体機能の低下により自立した日常生活を営むことについて不安があると認められる者 |
※既成市街地等の範囲
首都圏 | 東京23区、武蔵野市、三鷹市、横浜市、川崎市、川口市の特定の地域 |
近畿圏 | 大阪市、京都市、守口市、布施市、堺市、神戸市、尼崎市、芦屋市の特定の区域 |
中部圏 | 名古屋市の特定の区域 |
※設備・サービス面
居室の種類 | 個室 |
定員 | 20名以下(5人以上) |
一人当たり面積 | 7.43㎡以上 |
介護サービス | 居宅サービス |
※月額費用目安
高齢者の都市型軽費老人ホームに費用については、入居者本人や扶養義務のある家族の世帯収入、課税状況にもとづき決定されます。生活保護受給者が利用できる範囲に設定することが望ましいとされています。
東京モデル 「都市型軽費老人ホーム」とは
急激に増加する高齢者の単身世帯への対応が求められていますが、きょうの特集は東京都がこの4月から始めた新しい老人ホームの形です。
現在、老人ホームの種類には主に生活支援と介護サービスが提供される特別養護老人ホームや住宅型や健康型など生活支援の選択ができる有料老人ホーム、低額な費用で生活支援サービスを受けられる軽費老人ホームなどがあります。都が“東京モデル”として取り組んでいるのはこのうち軽費老人ホームの新しい形、『都市型軽費老人ホーム』です。先月、厚生労働省の省令が改正されたことを受けこれから整備が始まる『都市型軽費老人ホーム』とはどのようなものなのか取材しました。
都市部で急激に増加する高齢者単身世帯…東京都の65歳以上の単身世帯は2000年の39万世帯から増え続け、2025年にはおよそ2倍の87万世帯になるとみられています。その受け皿として都が積極的に取り組んだのが居住=“すまい”対策です。以前、知事は「年金や生活保護で暮らしている高齢者にも安心・安全な“すまい”を提供する“東京モデル”を国に先駆けて提案しております」と述べていました。都が“東京モデル”と銘打って提案する都市型軽費老人ホームとは、地価の高い都市部の実態に合わせて居室の面積など最低基準を下げ、施設の数と入居者を増やそうというものです。具体的には居室の広さをこれまでの規定のおよそ3分の1とし、食堂、トイレ、浴室の必要最小限の設備があれば建物の整備に公的な援助が受けられるようになります。23区内の単身高齢者の生活保護受給額がおよそ13万円のなか、都のモデルケースでは居住費、食費などを含めた利用料は月額11万4000円です。昨年オープンしたばかりの軽費老人ホーム『ケアホーム東大井』の定員は29人です。個室の広さはおよそ9畳で、利用料はおよそ20万円です。居住者は『お互いに洗濯物をたたんだりをみんなでやります。部屋が広くて良いです。前はカーテンで仕切られていましたから』と話します。食事も選択メニューにするなど共同生活の中でも工夫が見られます。しかし、過密都市東京では『用地の確保』や『施設の整備』が大きな課題となっています。そこで考えられたのが『都市型』です。軽費老人ホームはどのように変わるのでしょうか。都が東京モデルの参考にしたというグループホームを訪ねました。このグループホームの部屋はおよそ6畳です。定員は18人、利用料は月額およそ13万円です。食堂などの共用部分にあるため、個室が狭いなどの意見はこれまでないとのことです。グループホームなごみ方南の及川竜一ホーム長は『空きが出たときに面接とかすると30名40名の方が待ってらっしゃる状況なので、こういう施設が増えていくのであれば僕たちも喜ばしいこと』と話します。
都が国に先行して取り組んでいる『都市型軽費老人ホーム』。4月に省令が改正され、これから建設が始まる新しい老人ホームは高齢社会を救う切り札となるのか注目が集まっています。
東京都・福祉保健局の小川秀司副参事は「東京都がまさに当事者として提起した『都市型軽費老人ホーム』は、『大都市の低所得、ひとり暮らしの高齢者』の問題に対して、設置基準の大幅な緩和や新たな補助制度の創設など国に大きく舵を切らせました。都は高齢者のすまいに関するさまざまな取り組みを進めていくことで、すべての高齢者が住み慣れたところで安心して暮らしていける地域づくりを進めていきます」と話します。都は今年度から23区と武蔵野市の全域、三鷹市の特定区域で整備することを決め民間事業者などを集めた説明会を開きました。会場には400人以上が訪れ関心の高さが伺えました。都の目標は2012年までに240ヵ所2400人分を整備することです。2014年度までの事業費として168億円を計上しています。しかし、現場の事業者からは高齢者が自宅で過ごせるよう、今後は在宅支援にも目を向けるべきとの意見もあります。ケアホーム東大井の八幡雅冬施設長は「本来であれば自宅での生活というのを皆さん望んでいて、誰一人として望んで入ってきてはいないわけですから、そういうことも応援できたら良いのかなと思っています」と話します。
『都市型軽費老人ホーム』の導入は1つの前進といえますが、より高齢者が利用しやすい施設の整備や在宅支援など解決すべき課題は山積しています。高齢社会にふさわしい新たな“すまい”の実現に向けた取り組みは始まったばかりです。
東京都は当初2012年までに240箇所、2400人分の整備としていましたが、2013年7月時点では20箇所、340人と留まっているようです。
※申し込み方法等
高齢者の入所を希望される方は、居住する市町村の老人福祉担当課にご相談することになります。
高齢者の安い介護費用や老人ホーム、老人保健施設、年金などについての一覧です。
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